社員紹介
神部 達郎
Kambe Tatsuro

3度の挑戦で希望のキャリアへ。
役員直下で意思決定に関与し、ソフトバンクグループのシナジーを推進する。

神部 達郎 事業戦略担当(コンシューマ事業)
[ 2013年度新卒入社 ]
[ 2013年度新卒入社 ]

商学部を卒業後、2013年に新卒入社。1年間の研修の後に、コンシューマ事業の九州営業統括部に本配属となる。4年間の代理店営業を経て、2018年4月に「FA(フリーエージェント)制度」を活用して、事業戦略統括部に異動。ヤフーとのシナジー推進や、PayPayやDiDiモビリティジャパンなどの子会社の事業管理を担当。2019年12月より課長職を務める。

キャリアサマリー

CAREER SUMMARY
就職活動~入社1年目

技術の進歩への興味から、ソフトバンクへ

学生時代、「今後、世の中への影響力が広がる業界はどこか」を考えて就職活動をしました。当時は「5G」や「ビッグデータ」が雑誌などで取り上げられ始めた頃でした。

所属していたゼミで、ITの進歩がビジネスに与える影響について学んでいた私は、事業会社の中でも通信会社に注目していました。通信事業という安定的にキャッシュを稼ぐ基盤を持ちつつ、技術の進歩によって創出される新しいビジネスとの親和性も高い業界だと考えたためです。

将来的に事業企画や経営に携わることを期待して、ソフトバンクに入社しました。

入社2~5年目

代理店経営者と向き合い、仕事の泥臭さを学ぶ

1年間の研修後、初期配属となった代理店営業では、全国でソフトバンクショップを運営する代理店と向き合い、代理店経営の支援を行いました。私は福岡支社に配属となり、九州エリアの担当となりました。

代理店オーナーさまは、長年ご自身で企業を経営され、この業界を支えてこられた方々です。一方で、私たち担当営業は、たとえ若手であってもソフトバンクの代表としての立ち振る舞いが求められます。

自分の2倍以上の人生経験を持つオーナーの方々に「パートナー」として認められるためには、信頼関係の構築が不可欠。時には会社の方針を伝えてはお叱りを受け、時には改善活動のため耳の痛いことをお伝えしながらも、オーナーさまの役に立てるよう最善を尽くします。

代理店とソフトバンクで利害が対立し、板挟みになる苦しさも学びました。そんな中でも、担当として可能な限り課題に向き合い経験を積むことで、全国的にも大変高い評価を受けている代理店を担当させていただく機会にも恵まれました。

入社6年目~現在

3度の挑戦を経て、本社に異動。事業戦略担当へ

「FA制度」を活用してコンシューマ事業の管理会計、戦略策定を担っている部門を志望しました。2度は希望が通らず、3度目で異動が実現しました。

異動先では、 コンシューマ事業の中でもヤフーとのシナジー創出や、PayPayやDiDiモビリティジャパンなどの新規事業を担当する部署に配属となりました。

コンシューマ事業の6,000億円以上の営業利益は、大小さまざまな事業、サービスの積み上げによるものです。当社の管理会計ではその全ての事業について、毎月の精緻な予実分析と見通しの洗い替えが求められます。

データベースからSQLで抽出した実績や、その他定性的な情報をもとに仮説を立て、加入数、利用率、歩留まり、単価、必要なコストなどのパラメータを予測することで、事業に与える影響をシミュレーションします。このサイクルを繰り返すことで、精緻な利益予測ができるだけではなく、いち早く課題を特定し、打ち手を打つことが可能になるのです。

SQLとExcelを使ったデータ分析、論理的に構造を伝えるためのプレゼンテーションが不可欠で、部署内にはスキルの高い社員がたくさんいるため、そういった社員のアウトプットを参考に日々勉強しています。

定常的な業務に加えて、新サービスの開始や投資判断などの案件があれば、事業部門と連携しながら戦略的な検討や試算を行い、会社の承認プロセスに乗せていきます。重要な案件は経営会議、取締役会での意思決定となるため、説明資料を作成して、それらの会議に出席することもあります。

ヤフーの子会社化プロジェクトにも関わる機会をいただき、現在は月に2回開催されるヤフーとの合同経営会議の事務局を務めています。各方面の協力を得ながら、両社で進行しているプロジェクトの論点整理や意思決定のサポートを行っています。

2019年12月からは、課長代行を拝命。チームマネジメントへの挑戦も始まりました。

3度の挑戦で希望のキャリアへ。
役員直下で意思決定に関与し、ソフトバンクグループのシナジーを推進する。

働きながらMBAを取得。3度目の挑戦で念願の戦略部門へ

自ら手を挙げて希望の部署に異動する「FA制度」は、挑戦は自由ですが、誰もが異動できるわけではありません。機会は年に1度。過去2回の挑戦は不採用に終わりました。

意気込みを雄弁に語ったところで、所詮は未経験者の空想でしかない。畑違いの経営の中枢へ異動するには、注目に値する「特別な何か」が自分には足りないと気が付きました。

異動の決意から3年間、人生を掛ける思いで「目に見える実績」を作りました。

仕事では、とにかくアウトプットに拘ることで社内の信頼を得ることができ、重要な大手の代理店を担当するチャンスをいただきました。至らない部分も多々ありましたが、上司の協力も得て、先方の信頼を得られるよう努めました。

また、SoftBank Awardという社内表彰制度では、3期連続、合計5案件で本部内表彰を受けました。

加えて、大学院でMBAを取得し、財務、会計、マーケティング、組織人事など、経営に関わる各領域について体系的に学びました。

仕事をしながら3年間通学し、かつ毎週10時間以上の予習・復習が必要でしたので、平日就業後の数時間と休日のほとんどを費やして勉強しました。寝不足になることは多々ありましたが、自分の将来のために確実に前進している手応えがあったため、不思議と苦痛ではありませんでした。

これらの努力が認められてか、丸4年の代理店営業を経て、希望部署への異動が叶いました。

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実際の経営課題を前に、論点すら分からない。 苦悩と焦り

異動先の事業戦略統括部のミッションは、ソフトバンク全体の事業戦略の検討・推進によって、「成長戦略」と「構造改革」を支えることです。

重要な経営課題に関する意思決定においては、ビジネスへの影響、法務、財務などあらゆる観点からの評価が必要となります。経営陣が意思決定する上で必要な情報を、可能な限りシンプルに分かりやすく整理することが求められます。

そのためには何よりも、自分自身がこの巨大な企業グループのビジネス構造と事業環境を正確に理解することが必要です。

私はMBAで経営の基礎的な理論は学んできたつもりでいました。しかし、実際に前線でビジネスを動かしている人たちを前にすると、「話についていけない」という現実がありました。

異動直後は、論点がどこにあるのかさえ分からず、課題を自分ごと化できずに苦しみました。

自分では理解しているつもりの事柄を説明しても、指摘に対して相手が腹落ちするような明快な回答ができず、自分の理解の浅さを思い知らされる。議論のスピードが早く、思考を整理している最中に話が先に進んでしまう。 発言しなければ会議に出る意味がないと頭で理解していても、自信を持って発信できる言葉が出てこない。

自分がこれまで努力してきたつもりになっていたものは一体何だったのかと日々悩み、辛い時期でした。

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真似るは学ぶ。聞くは一時の恥。

当部門ではコンシューマ事業を構成する全ての事業について、ビジネス状況と先の見立て、結果としての利益の見通しを月次でレポートをします。

誰が作る資料も複雑な事象を分解して分かりやすく表現しており、異動当初は衝撃を受けたことを覚えています。 早急に同僚と同じレベルのアウトプットができるようにならなければと思い、とにかく形からでも真似るため、良いと思った資料の構成や表現は密かにストックしていました。

最近では複雑で突発的な案件に関わる機会が増えました。経営陣の貴重な時間を使い、限られた時間で物事を腹落ちさせ合意形成を促す上では、論理的な説明をサポートする資料の表現は非常に重要であるということを、日々痛感しています。

手も足も出なかった議論の場での発信も、徐々にですができるようになりました。

「聞くは一時の恥。馬鹿だと思われてもいいから喋れ。」本部を担当されている常務によく言い聞かされていた言葉です。

「一番まずいのは、分かっているふりをしてやり過ごしてしまい、本質的な理解と議論が進まないことだ」と言われ、自分の中で意識が変わったように思います。

まだまだ成長しなければならない点が山積みですが、一つずつ着実にクリアしていこうと思います。

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極秘プロジェクトにアサイン。「兄弟会社と親子会社の違いを示せ」

ヤフーの子会社化は、社内でも限られたメンバーで検討を重ねました。私が所属する本部からは常務以下2名の管理職と私の、計4名が参加しました。

既に、ソフトバンクとヤフーは「兄弟会社」として互いにシナジーを追求してきました。したがって、最大の焦点は「親子会社」としてどのようなシナジーを発揮しうるのか、その戦略上の意図を説得力を持って示すということでした。

4,000億円を超える金額で株式を取得し連結子会社にすることの意義を、社内、社外のステークホルダーに明確に示し、理解を得る必要があったのです。

まず、両社および競合他社の持つさまざまなアセットを洗い出し、競争環境を俯瞰できる戦略図を作成しました。その上で、今後数十年において、ソフトバンクとヤフーが持つ強みをどのように活用し、ビジネスを拡大していくのかを議論しました。

プレゼンのストーリーにはいつにも増して拘り、何度も修正しました。なぜなら、子会社化後に両社が足並みを揃えて実際に動いていけるか、あるいは市場がポジティブに受け取るかどうかは、戦略をどれだけ腹落ちさせられるかに掛かっていたからです。

正直に言うと、当時は常務の思考に食らいつくのが精一杯で、主体的な貢献ができたとは言い難いです。しかしながら、企業が大きな意思決定をする上でのステップを体感することができて、私にとっては非常に学びの大きいプロジェクトでした。

子会社化が実現した現在では、ヤフーとの合同経営会議の事務局を担当しています。プロジェクトで議論した戦略の中で言えば今はまだ入り口の部分ですが、計画が着実に実行に移されていることを感じています。

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ソフトバンクで働くということ

他社にないソフトバンクの良い点を挙げるとすれば、「何かに挑戦して多少目立っても許されること」だと思っています。筋が通った意見であれば聞いてくれる環境があって、出る杭が打たれるような雰囲気は全くありません。

FA制度の活用経験から、挑戦しなければこの会社にいる意味がない、会社を徹底的に利用してチャンスを摑んでみようと、吹っ切れた思いです。

海外企業との協業に備えた語学留学プログラムに参加したり、直近ではマネジメントのチャンスをいただいたりと、恵まれた環境に感謝しています。

実は入社した頃は今ほど全力疾走するつもりはなくて、もっと「まったり」でいいかなと思っていました。

FA制度を通じて自分の将来に真剣に向き合った結果、足りないピースは主体的に埋めていかなければならないと思い、自分への投資が癖になったというのが本音です。

振り返って見ると、MBAを取っていたから畑違いの異動でも順応することができたし、営業で打たれ強さが身についたから、プレッシャーがかかる今の業務を何とか乗り越えることができている。

自分なりに努力してきたことへのリターンが得られているから、かろうじて頑張れているのだと思います。最近では、財務会計の知識を強化するため、USCPAの勉強を始めました。

ソフトバンクはヤフーを連結子会社化し、2019年度の売上高は4.8兆円、営業利益は8,900億円になる見込みです。

既に営業利益では日本でTOP10~5という規模感です。そしてこれからも、通信技術の進歩、AIの進歩、ロボット技術の進歩などに後押しされ、ソフトバンクの事業領域は拡大していきます。

この規模のビジネスと、技術の進歩による時代の大きな変化に、これほど近くで関わることができる。本や教科書、あるいは経済ニュースでしか知らなかったことが目の前で起こり、意思決定されていく。

入社前に思い描いていたイメージが、何度かの困難を経てようやく今、実現され始めた気がしています。

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