社員紹介
加藤 敦史
Atsushi Kato

「PayPay」ブームによるアクセス集中を乗り越えろ。
即断即決の経営陣と、大規模システムを改善する

加藤 敦史 データベース構築・運用エンジニア/モバイル領域の基幹システム担当
[ 2018年度中途入社 ]
[ 2018年度中途入社 ]

大学では情報分析系の研究室に所属して、卒業後にSIerに入社。主に通信業界の顧客に対して、データベース関連のソリューション構築を手掛けた。 入社6年目以降は、ソフトバンクの案件を担当。

iPhone が日本で初めて発売されたタイミングで、申し込みを受け付けるシステムのデータベース構築にも携わった。 その後、モバイルサービス関連の基幹システムのデータベース運用担当を経て、2018年11月、ソフトバンクに入社。

10以上の基幹システムのDBA(Data Base Administrator)としてデータベースの構築を担いつつ、運用業務もリードしている

キャリアサマリー

CAREER SUMMARY
前職

日本でのiPhoneの発売時、申し込みシステムのデータベースを構築

前職のSIerには15年間強在籍して、通信業界の顧客を主に担当しました。開発と運用の双方に携わってスキルを磨いた後、ソフトバンクのプロジェクトを担当。 当時、2008年にiPhoneが日本で発売される少し前のタイミングで、その申込受付システムのデータベース構築を担当しました。ソフトバンクとしては社運を賭けた一大プロジェクト。

求められる安定性のレベルが尋常ではないほどに高く、それをクリアするのに全力で知恵を絞ったのを覚えています。 スマートフォンが日本に入ってくる「歴史の転換点」を作ることに携われた経験は、その後のキャリアにおいても大きな自信になりました。

1年目

自ら提案し、責任者に。大規模基幹システムのリプレイスを推進

経営陣への説明や要件定義などにより上流から携わりたいと考え、ソフトバンクに入社しました。配属後の1〜2カ月は各システムの説明を受けながらモバイルサービス関連の基幹システムを担当しました。

いくつかのプロジェクトのマネージャーを任されて、現在は基幹システムのリプレイスを担当。基盤、OS、ハードウエアの選定の段階から携わっているので、やりがいが大きいですね。

「PayPay」ブームによるアクセス集中を乗り越えろ。
即断即決の経営陣と、大規模システムを改善する

ゼロからの要件定義や経営層への提案を行いたいと考え、 ソフトバンクにジョイン。

入社後はゼロからの要件定義を行ったり、経営層にシステムのリプレイスを提案するなど、より上流の仕事ができています。前職では、1つのシステムにかかりきりでしたが、入社後は運用フェーズも含めて10以上の複数のシステムに携わっています。転職後まだ1年ですが、スキルの幅が拡がり、事業や経営観点での視座も持てるようになりました。

この1年間で携わった代表的なプロジェクトの一つに、「審査システムのリプレイス」が挙げられます。ソフトバンクのモバイルユーザーの支払い状況などをチェックするシステムで、データベースの容量の制限が課題であったため、リプレイスを提案しました。

万が一リプレイスが失敗すれば支払い状況の審査が止まり、事業に大きな影響が生じます。そのため、リプレイス後の運用を想定して同じ環境でリハーサルを行い、不具合が起きた場合の影響範囲も想定して損失のシミュレーションを立てるなど、念密にプランして最新の準備を行いました。結果、無事にカットオーバーを迎えることができました。「準備9割・作業1割」が、リプレイスを成功させるための鉄則ですね。

大規模な基幹システムのリプレイスの提案は、 たった2回のプレゼンで経営陣の承認を得られた

今、ある大規模システムのリプレイスのプロジェクトをマネージャーとして進めています。いくつかの関連した基幹システムと携帯電話の申し込みシステムを一度に刷新するプロジェクトです。 全体の構成を考えて、基盤、OS、ハードウエアの選定から提案を行いました。

私たちのチーム内に「このタイミングでリプレイスしないと、近いうちにデータの処理能力が限界を迎える」という危惧があり、現場からの提案でプロジェクトが動き出しました。今までに経験をしたことがない規模のプロジェクトになり、乗り切れれば自分自身も大きく成長できると思います。

実は、経営陣には2回のプレゼンテーションでこのプランの承認をもらいました。初回に問題点と解決策の概要を伝え、2回目で詳細を伝えてその場でほぼGOをもらえました。提案の準備から承認までの期間はおよそ1カ月。このスピード感で、大規模な基幹システムのリプレイスの承認を得られるのは、ソフトバンクならではでしょう。

課長や部長への提案であれば、席に行って話せばその場で承認をもらえることも多く、本部長クラスに対しても、チャットでコミュニケーションしています。職級や立場に関係なく、良いと思ったことはすぐに提案でき、最速でフィードバックをもらえる環境だからこそ、エンジニアの創造性が育まれるのだと感じています。

Yahoo!ショッピングやPayPayとの連携など、 データベースの負荷が高まるタイミングを乗り越える

ソフトバンクの基幹システムの運用業務は、多くの刺激を得られる仕事です。事業がダイナミックかつスピーディーに動くことが理由です。

例えば、ソフトバンクのモバイルサービスを利用しているユーザーに向けて、Yahoo!ショッピングやPayPayなどグループ内のサービスのキャンペーンが頻繁に展開されています。アクセス集中によりシステムの負荷が増大するため、グループの各サービスのシステムとの連携を取りながら、ボトルネックを正確に見極めて対策を講じる必要があります。

大規模でありながら、変化が激しいシステムを扱えるのは、私にとっては大きなやりがいです。コストや工数とのバランスを考えてどのようなプランを打ち出せるかに、エンジニアのセンスとスキルが反映されますね。

全社の運用エンジニアの業務を楽にすることも、私のミッションの一つ

運用に携わるエンジニアの業務負荷を下げることも、大切だと感じています。在宅勤務やスーパーフレックスなど働き方改革につながる人事制度は整備されているので、さらにソフト面のアプローチを増やしていきたい。例を挙げると、チャットツールでの障害対応や障害の事前検知システムの開発を進めています。

また、他部署との連携を強化してさまざまな運用の知見を流通させれば、体制の組み方や障害時の対応が標準化されるはず。私たちの部署は全社でも大規模なシステムを手掛けているので、ここで成果を上げてナレッジを波及させれば、ソフトバンク全体での運用が効率化できる。運用エンジニアの仕事を楽にすることは、私が生涯にわたって取り組むミッションの一つです。

メッセージ

業務をただ淡々とこなすのではなく、そこから「一歩先の課題」を見つけて自ら解決していきたい人にとっては、ソフトバンクという会社は最高の舞台です。改善したいテーマがあれば、規模が大きくても提案して通るケースは多いですから。また、エンジニアとマネージャーの2つのキャリアパスが用意されていることも魅力です。ずっと現場のエンジニアとして課題を解決していきたい人も、自ら組織をマネジメントしてチームで大きな成果を上げたい人にも、キャリア形成ができるフィールドが広がっています。

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