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IT業界をリードするエンジニア集団を目指して研修を大改革! ソフトバンクIT本部の新入社員研修レポート


ソフトバンクの通信事業を支えるITシステムの開発、保守、運用を担うIT本部では、新入社員に向けて毎年研修を行っています。

より現場業務に近いスキルセットやマインドセットを身に付けるべく、社外の第一線で活躍する講師陣も招いて実施した本年度のIT本部の新入社員研修について紹介します。


新入社員研修を改革し、市場価値の高いエンジニアを育成


ソフトバンクに入社した新入社員は共通の研修を4月に受け、その後6月にはそれぞれの部門に配属されます。配属後は、部門ごとにより専門性の高い研修を受けます。

昨今のIT業界では、Google、Apple、Facebook、AmazonのGAFAが台頭し、OSS(オープンソースソフトウェア)から次々と新しい革新的な技術が生み出されており、技術は目まぐるしく進化しています。

一つの技術で10年は安泰ということは過去のことであり、新しい技術を自ら積極的に勉強し、市場価値を高めていくマインドセットが重要となっています。

IT本部が関わる通信事業はお客さまの生活を支える重要なインフラを担うので、これまでの開発プロセスはウォーターフォールに代表されるような、自社のデータセンターでの堅牢、堅実なシステム開発がメインでした。

一方で、近年のビジネス環境の変化に対応するために、システムの特性に応じて、アジャイル手法やクラウドネイティブなどのモダンなシステム開発にも積極的に取り組んでいます。

このような状況を踏まえ、ソフトバンクのIT本部では、社外でも通用する市場価値の高いエンジニアの育成を目指し、2020年度よりシステム開発を実施している現場主導の研修を企画、実施しています。

最新の技術トレンドを踏まえるべく、第一線で活躍する社外のエキスパートの方々を招聘し、よりパワーアップした研修を行うことができました。


座学と実践を通してエンジニアの基礎を身に付ける


本年度実施した研修は、12日間のサブジェクト型学習と28日間のプロジェクト型学習で構成されています。


◆サブジェクト型学習


システム開発に関する基本的なスキルや知識を身に付けるサブジェクト型学習では、IT本部の主流なプログラミング言語であるJavaを扱い、Spring Bootによる、Kubernetesを利用してシステム開発を行うための知識を学びました。

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Spring Bootの講師は、Spring Frameworkの開発元であるPivotal(現在のVMware)のCore Spring研修の認定講師 多田 真敏さん(カサレアル所属)に担当いただきました。

多田さんは、日本Springユーザー会であるJSUGなどで講演経験も豊富なため、Spring以外の技術の引き出しも多く、Slackを用いた新人とのコミュニケーションが巧みです。

「最近の技術動向に関する知識も豊富で、とても勉強になるアドバイスをいただけた」「質問に対して丁寧に説明してくれた」など、受講した新人の満足度も非常に高いものがありました。

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また、Kubernetesの研修は、クリエーションラインさまの協力のもと、「Kubernetes 完全ガイド」の著者であり、日本のKubernetesの第一人者でもある、青山 真也さんを招聘して実施しました。

こちらも「ハイレベルな講師に、濃密な研修内容でとても満足している」など、Spring Bootの研修に負けず劣らず満足度が高く、また質疑応答の時間では、インフラエンジニアとしての青山さんの考えを語っていただけるなど、新人のエンジニアとしてのモチベーションも大いに高まったようでした。

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◆プロジェクト型学習


講師から一方的に知識をインプットされる受動的なサブジェクト型学習と比較して、学習効果が非常に高いとされているプロジェクト型学習では、実際にチームでの開発を体験してもらいました。

新入社員研修やIT本部の研修を通じて学んだ知識を、実際に手を動かして、着実に身に付けること、研修最終日に実施する成果発表に向け、スケジュールを意識した開発を行う大切さを学ぶこと、そしてソフトウェア開発を通してユーザーに価値を提供する楽しさを感じてもらうことが目的です。

実際のお題としては、仕事の進め方や必要な知識、企業のルールや文化などを早期に身に付けて戦力化をサポートする、新入社員や中途社員向けの「オンボーディングサポートサービス」を取り上げ、Microsoft社のクラウドであるAzureで開発を行いました。

筑波大学や産業技術大学院大学のenPiTで、アジャイル開発を学生に教えているうさぎ組のきょんさん、アトラクタの永瀬さん、楽天での新入社員研修の経験が豊富なアジャイルモンスターの及部さん、アギレルゴの川口さんといった、指導経験の豊富な講師陣を招聘し、1カ月半の時間をかけて実施しました。

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そして、プロジェクト型研修は標準的な1週間のスプリントを基本として、研修一日も以下のような1Day スプリントでタイムボックスを意識した研修を実施しました。

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特に、午後に実施した「今日の小噺」では、現場の第一線で活躍されているアジャイルコーチの方々から、スモールチーム、リファクタリング、アジャイル開発、モブプログラミング、アジャイルテスティングなど、GAFAや近年勢いのある国内のスタートアップなどで実践されているモダンな開発についてのお話をしていただきました。

またプロジェクト型学習の途中では、アジャイルコーチ同士の対談をラジオ形式で流すなどの取り組みも実施し、実際に業務で開発を行っている現場のエンジニアとしても、経験豊富なアジャイルコーチのお話をお聞きすることができて、学びの多い充実した研修になりました。

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             ▲今日の小噺の様子


◆最終日成果発表


最終日の成果発表では、すべてのチームが本部長にシステムのデモを実施することができ、成功裏に終えることができました。以下は実際に今年の新入社員が開発したシステムの一例です。

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          ▲チーム「合従軍」によるSCRIPT TO SUMMARYの発表風景

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          ▲チーム「TechTok」によるBookTokの発表風景

どのシステムもデザインに非常に凝っており、新人が1カ月で開発したとは思えない出来栄えでした。


◆講演、ワークショップ


サブジェクト型学習、プロジェクト型学習以外にも、チームビルディングも兼ねてやっとむさんに心理的安全性ゲームを実施いただいたり、和田 卓人さんに「エンジニアとしてこの先 生き残るために」というタイトルで、新入社員にこれからのエンジニアとしての心構えを講演いただきました。

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和田さんはテスト駆動開発の第一人者として著名で、テスト駆動開発以外にも「技術選定の審美眼」など、魅力的な講演が多数ありますが、今回の新入社員研修ではこれから始まるエンジニア人生において、プロフェッショナルとして、社外のライバルたちとも渡り合っていくための心構えについて講演いただきました。

講演では、新入社員から多くの意欲的な質問が寄せられ、有意義な講演となりました。


ソフトバンクをリードするITのエンジニア集団を目指して


本記事では、本年度IT本部で実施した新人研修について紹介しました。

ソフトバンクは通信キャリアとしてユーザー数が多く、データ量、トランザクション量などが膨大なため、スケールの大きなITシステムや技術的挑戦に携わることが可能です。

近年はカンファレンスのスポンサーをしたり、積極的に講演を実施したりと、社外への露出を増やしてソフトバンクのIT本部の魅力をアピールする活動も行っています。

また、通信事業のみならず、ソフトバンクのBeyond Carrier戦略を進めていくためには、AIやIoTなどの分野でもITはベースの技術として必要不可欠なもので、ますます重要となっていくでしょう。

我々、IT本部はソフトバンクにおけるITの先駆者として、今後も他社に負けないITのエンジニア集団を目指して、ソフトウェアエンジニアの育成に力を入れていきます!


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