社員紹介
村松 伸紀
Nobuki Muramatsu

運用業務で重要なのはシステムよりも「人」。
組織を強化するために、年齢も入社年次も関係ない

村松 伸紀 アプリケーション運用エンジニア/料金システム担当
[ 2019年度中途入社 ]
[ 2019年度中途入社 ]

大学時代は情報科学科に在籍して、ソフトウェアとハードウェアについての基礎知識を学ぶ。2014年3月に卒業後、メーカー系SIerにエンジニアとして入社。研修を経て、ソフトバンクのIT部門の案件に携わり、モバイルサービスの料金系システムの運用業務をリーダーとして手掛けた。2019年4月、当社に転職。システムの運用にとどまらず、組織強化のプロジェクトもリードしている。

キャリアサマリー

CAREER SUMMARY
前職

新卒でSIerに入社後、ソフトバンクのモバイルサービスの運用案件を支援。1年目の終わりからリーダーを任された

2014年4月、情報科学科を卒業して大手メーカー系SIerに入社しました。

3か月の研修を経て、ソフトバンクのIT部門にて、モバイルサービスの料金系システムの運用業務を支援する仕事に就きました。1年目の終わりからリーダー業務を任され、請求システムの運用業務を率いることに。

その後、入金のシステムも担当するようになり、料金に関する大規模システムの運用の多くをリードしました。当時、テスト環境を含めたジョブの構築のほとんどを、私が行いました。

丸5年間にわたり運用業務を経験した後、より上流の業務を手掛けたいと思い、ソフトバンクに入社しました。

現在

ソフトバンクに入社。1ヶ月で組織強化のプロジェクトを立ち上げ

日々の運用業務においては、「少し先の未来」に向けての改善に加えて、より中長期的案目線を持って取り組んでいます。

一方で、組織のマネジメントにも少しずつ関与するようになりました。運用組織の在り方や他部署との役割分担などを部長に提案して、新たな組織強化のプロジェクトが立ち上がりました。

入社してまだ半年ですが、一気に視界が開けたような感覚です。そう遠くない未来にマネージャーになって、自分なりの視点で組織を強くすることに貢献したいですね。

運用業務で重要なのはシステムよりも「人」。
組織を強化するために、年齢も入社年次も関係ない

ソフトバンクの「オープン & ウェット」な風土で エンジニアの基礎力が養われた

私は新卒でメーカー系のSIerに入社して、そのままソフトバンクの現場の支援に入りました。モバイルサービスの料金系システムの運用を5年にわたり手掛けました。

2年目にリーダーを任され、大規模なシステムのリプレイスも経験。技術的なハードルが高くて開発スタッフと仕様を詰めることも頻繁に必要で、私自身、エンジニアとして大きく成長できました。その時に感じたソフトバンクの社風の特徴は、「オープン & ウェット」です。

私のような若いスタッフに対しても 垣根なく接してくれて、業務上で分からないことがあれば、嫌な顔をせずにオープンに教えてくれたのは、ありがたかったですね。単に作業者として接するのではなく、一人のエンジニアとしてリスペクトもしてくれたので、改善策を次々と提案することができました。

また、大規模システムのリプレイスの際には、運用面での障害を起こさないように、自分より年上のエンジニアと知恵を出し合いながら、できる限りの対策を行いました。 初めて見るシステムのため、想定する事案が多岐にわたって大変でしたが、お互いに励まし合いながら何とか乗り越えることができた。そのときの「絆」は今でも残っています。エンジニアとしてのキャリアをこの現場からスタートできたのは、大きな幸運でしたね。

運用設計で重視するべきは、システムよりも「人」

システムのリプレイス時に運用設計を行う際には、障害時の対応を想定して事前に対処しておくことが重要です。そこで大切にしている考え方は、運用の主役はシステムではなく、そこにいる「人」だということ。

障害を想定して、対応の手順を精査していく際には、上部構成を決めた上で切り替えの制御方法などを詰めていきます。ここでまず検証するのは、「誰もが間違いなくできるか」、「リーダーの自分がいなくなっても完璧に運用できるか」ということです。

インシデンスが網羅されていることはもとより、対応手順が明確に整理され必要の情報のありかに共通認識を持てていることが、障害時の初動に大きく影響します。大規模なシステムでも小規模なシステムでも、原理原則は変わりません。適切な対応手法を講じるには、システムを徹底的に知るだけではなく、現場の生の運用手法を熟知する必要があります。

ITIL (Information Technology Infrastructure Library)などで学ぶだけではなく、「この現場ではどうするべきか」を考えた上でそれに合ったフォーマットに落とす力が、運用エンジニアには欠かせません。

入社後すぐに、「組織強化プロジェクト」を部長に対して提案

現在は、運用における課題をより根本的に解決するべく動いています。過去、一緒にプロジェクトを進めた経験の中で、部署を超えての運用の標準化や、組織力の強化を推進すれば、現場はより進化すると感じていたからです。入社後すぐに、課長や部長に対して直接提案をする機会を自分から作りました。

結果、2019年1月に、「入金部」「請求部」とシステムの機能別に分かれていた組織体制が、「開発部」「運用部」とで作業フェーズごとの区分に変更されました。チーム内の体制や役割分担がまだ整っていなかったので、所属する「運用部」としてのパフォーマンスを上げるために、数々の施策を部長に直接提案したのです。

開発部と運用部での業務分掌の可視化や、運用の基準を明確にするためのチェックリストの導入、そして、作業承認フローの整備などをプレゼンしました。すると、部長としても課題に思っていたようで、部のKPIとして設定してもらい推進が決定したのです。

現在は同じ課題感を持つエンジニアと一緒に、提案した施策を形にしています。入社年次が数ヶ月と浅く、年齢も20代と若い私であっても、組織のための提案を行えばきちんと聞いてくれますし、必要とあれば即実行に移してもらえる。この「ボトムアップ x 即断即決」のカルチャーも、ソフトバンクの良さの1つだと感じています。

業界のスタンダードをつくれる可能性もある

活用している運用向けのシステムは実はソフトバンクで内製しています。私たちのノウハウを集約したシステムであり、外部への販売も検討しているものです。そこに運用部の「人」としての技術も併せて提供できれば、業界のスタンダードをつくれる可能性もある。

だからこそ、これからは中長期的な目線も持ちながら「運用部」を強くしていきたいですね。私は、早くマネージャーの 職位に上がって、多くの後輩を育てていきたい。新人時代にお世話になった恩を、 下の世代に返していきたいからです。そのためには、もっともっと成長スピードを上げていく必要がある。だから、1日1日を無駄にせずに、必死に過ごしています。

私自身は20歳代後半ですが、この組織に対して改革を提案・実行できています。まだ進化の余地はあると感じているので、このタイミングで中途入社でジョインする方は、意欲さえあればすぐにでも大きな仕事を任せられると思います。

メッセージ

システム運用業務を「守り」ではなく、スピード感を持ちながら改善を重ねる「攻め」と捉えている人に、ソフトバンクは向いている環境だと思います。「もっとこうした方が良い」という意見を持っていれば、提案の機会はふんだんにありますし、周りのエンジニアは的確にフォローしてくれます。 ですから、いきなり大規模な改修を行うのではなく、小さな改善を積み重ねることも大切です。100%をじっくり目指すよりも、50%くらいのアウトプットを出して高速で改善していくのがソフトバンクの文化でもあります。アジャイル的に運用を進化させて行く。だからこそ、小さな成功体験を多く積むことができて、エンジニアの成長も速いのだと思います。 入社後すぐに全力を出し切れるように、私の方でもできる限りの環境を準備しておきます。組織を強くする中で、自分も強くなりたい方は、ぜひ、飛び込んできてください!
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